発展途上にあった浦安の地に昭和52年に引越して来ました時、子供達が在籍した小学校は、年2回も3回もクラス替えがありました。さらには、新設学校に移らなくてはならないという目まぐるしい小学校生活が続きました。 こんな状態ですから、勉強環境も最悪でしたので、自分の子供は自分の手で教育していこうと決心し、さっそく会議用の長机と椅子三脚とホワイトボードを買い求めました。その1週間後には、自宅の私の部屋が教室に早がわりして、息子と小4の男子生徒2人が算数と国語の授業を始めました。 これがモリサワ・アカデミーの原点です。
3人の生徒はみるみる成績が上がり、次の年にはうわさを聞いて集まった20人以上の生徒が在籍するようになりました。そうなると家の中は生徒であふれ、家族の居場所がなくなってしまいました。そこで、家の近くにあった喫茶店あとの貸店舗を借りて私立中学と高校受験コースを設けて本格的な塾としてスタートしました。 今では歯医者、大学講師、法律家、企業家そして中には麻薬Gメンになった生徒もいます。送り出した生徒は1500人を超えました。そして最初の一期生3人は、今では社会に出て立派に成長し家庭ではよき父親になっています。